- 2008-01-29 (火) 15:18
- お知らせ
今日は、新聞にこんな記事が載っていました。
便利の陰 30年で消費2倍 暮らしの中の水の使い方を目に見える形で把握したい。そんな思いで 日本 米国 ケニア 中国の4か国から1家族ずつに協力してもらい 読売・東大共同調査を実施した。そのポイントは21日から朝刊1面で行った連載「水危機」で紹介したが より詳しく 各国の暮らしぶりと水の使い方を「番外編」でお伝えする。まず 日本の調査家庭からリポートする。 マグロの刺し身 里芋とコンニャクの煮物 白菜のお浸しなど5品。1人ずつ盛りつけた食器で 食卓がいっぱいになった。 夫の小学校教諭 裕(ゆたか)さん(44)と長女の真悠子さん(8)がお風呂に入る。「にいちがに ににんがし・・・・・・」。防水プラスチックの九九表を大声で読み上げる真悠子さん。2人で湯船につかると 湯がどっと溢れる。浴槽は全自動で水温や水位が維持される仕組みで あふれた分だけ浴槽の底から湯がわいてくる。 名本さん一家の用途別水使用量は炊事・飲用が35%で最多。風呂・シャワー(32%) 洗濯(14%) トイレ(11%)が続いた。食事は品数が多く 食器も多い。風呂好きのキレイ好き。水使用量が他の国の調査家庭より多かったのは 日本人独特の生活スタイルを反映している。 都水道局は 一般家庭の利用量を給水人口で割った「1人1日あたりの平均生活用水量」を1966年度から毎年出している。1人が1日で使う水量は 66年度に120リットルだったのが 94年度には248リットルと倍増。その後横ばいが続き 2001年度から再び下がり始めている。また 同局が83年度以降 約100世帯を対象に行っている実測調査によると 83~94年度に1人1日あたりで風呂が21リットル トイレが10リットル増加した。 共同調査メンバーの大瀧雅寛・お茶の水女子大准教授によると 90年代後半までに 上水道の整備が一段落し 水洗トイレや洗濯機などがほぼ全世帯に行き渡った。「この時点で人々は満足し 水の使用量は頭打ちになった」とみる。 便利になると共に家での水使用が増えた日本。しかし つい4,50年前までの生活は 大きく違った。 「私が結婚した時は 洗濯機が嫁入り道具でした」。千枝さんの母 三浦弘子さん(69)は言う。「手回し式の脱水機付きで 大変だったので 今ほど頻繁には洗いませんでした」 千枝さんは71年 福島県常葉(ときわ)町(現・田村市)生まれ。73年に水道が引かれ 生家は水洗トイレを導入した。小学6年だった83年にボイラー式の風呂釜が入り シャワーも付いた。それまでは 風呂おけの下でまきを燃やす「五右衛門風呂」。千枝さんは「小さくて身を縮めて入った。お湯がもったいないし寒いから 洗髪は2、3日に1回でした」と懐かしむ。 新聞記事を見て 「何にそんなに水を使っているの」と知り合いから電話が相次いだ。「憂うつな気分になった」と千枝さん。だが 名本家の水使用量は 都民の平均にほぼ等しい。 「今後授業で 水の大切さを子供らに伝えていきたい。僕も 歯磨きの時に水を流しっぱなしにしないようにします」。裕さんは 頭をかいた。(岡安 大地) 讀賣新聞29面 2008年1月29日(火) |
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